カラメル・ソースを作ろうと思った。
あの味は他のものでは代えられない。
甘いだけではない楽しくなるようなあの味である。
私は今までカラメルソースを作ったことが無かった。
ネットで作り方を調べる。
大体知ってはいたが、確認しておいた方が良い。
材料は砂糖と水とお湯だけである。
人によっては、これにバターやバニラ・エッセンスを
加えたりする。
私の場合はシンプルに基本に則って砂糖と水だけ
を使う。
これがカラメル・ソースの王道でもある。
鍋に上白糖200グラムと水100ccを入れ中火で熱す
る。
数分で泡立ってくる。
透明だった液が次第に色がつき始める。
泡が大きくなる。
2~3㎝ほどの泡だ。
煙が立ってくる。
液が茶色がかってきた
レシピによれば「少し茶色くなったらあっと言う間に濃
くなる」とあった。
もうそろそろだ。
レモンティーくらいの色になったら火から下ろす。
すぐに鍋を流しに持って行く。
次の作業で起こりうる非常事態を少しでも回避するた
めである。
鍋にザルをかぶせる。
そのザルの上からお湯100ccを加える。
この時にソースとお湯が反応して軽く爆発することが
あるのだ。
ザルで防御するのである。
「ジャー」と音を立ててソースが跳ねた。
やはりそうなったか。
だが、ザルのおかげでなんともなかった。
これをかき混ぜる。
冷めれば出来上がりである。
茶色のカラメルソースが出来上がった。
納得のいくものが一回目から作ることができた。
これは極めて珍しいことである。
新年早々嬉しいことである。