不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

抜かれても困る時がある。

 お墓の草取りに行ってきた。
 前回行った時にかなり根の深そうそうな雑草が生
えているのを見つけた。
 こういう雑草は最大限に成長した時点で除草剤を
散布すると効果が大きいそうだ。
 私は、そのためその雑草は敢えて抜かず、そのま
まにしておいた。
 9月になっても相変わらずの高温の日もあり、さぞ
や成長しているだろう。
 雑草よ、覚悟するんだな。
 お前の命もあと数日だ。
 私は除草剤入りの霧吹きを持って自転車で家を出
た。
 墓地には2~3人ほどがお参りと掃除をしておられた。
 わが家の墓の前にはやはり雑草が生えていた。
 だが、肝心の雑草が生えていない。
 どうしたことか?
 見ると墓には新しい花が供えてある。
 台風前ではなさそうだ。
 あれだけの暴風雨だったのだ。
 間違いなく飛ばされていただろう。
 となると、台風が去った後にお参り来られた方がお
られるのか?
 その方が特別に目立つ問題の雑草を抜いて行かれ
たのだろう。
 あぁ、わざと残しておいたのに。
 おそらく(だらしない!なにやっているんだ)と思われ
たに違いない。
 見れば抜かずにはいられなかったのだろう。
 私は他の残っている雑草に除草剤を吹きつけた。
 液がかなり余ったこともあり両隣のお墓の除草もして
いた。
 これでしばらくは草も生えまい。
 そんなことをしていると、少し離れた場所から私に声が
かかった。
 
 改題して明日に続く。