我が家の庭の雑草も気温の上昇に伴い勢いを増している。
見過ごしているわけにもいかず、雨天以外の日には雑草抜きを行っている。
今日もある箇所を抜いていた。
そこに忌まわしい雑草が生えているのを見つけた。
黄緑色の葉に白い筋が入っている。
私は以前、その雑草を何年も放置していた。
雑草ではないのでは?と考えていたからである。
するとその雑草は高さ1.5メートルほどにまで成長した。
雑草をよく見てみる。
枝に棘がある。
棘があるとは忌まわしい。
瞬時に雑草扱いに転換した。
よし、抜いてやろう。
そう思って引っこ抜こうとするが、抜けない。
びくともしない。
幹や枝の強さが一般の雑草とは桁違いである。
引っ張っても千切れない。
根っこごと引き抜くこともできない。
仕方がないので根付近でスコップ等を使い切断した。
その断面に除草剤を原液で塗布した。
これで枯れるだろう。
だが、翌年も新芽を出してきた。
それも二箇所からである。
私はそれらの新芽を切り除草剤を塗った。
これで終わりだろうとおもっていたら、その翌年もまた新芽が出て5センチほど伸びていた。
これが7~8年続いた。
「根っこを掘って摘出すれば?」と思われるだろうが、新芽を引っ張るとそこで千切れてしまい、地中の根が見つからなくなってしまうのだった。
今年も新芽が出て来た。
今年は少し長めに出ている。
それを引っ張ると手応えがある。
そのまま引っ張ると、根が出てきた。
垂直ではなく、水平方向に根を張っていたのだ。
私はその根をを引っこ抜いた。
太さ3センチほ長さ50センチほどある。
この根だけで生きていたのか。
雑草としては別格の生命力である。
雑草というより木である。
こんな植物が一体どこからやってきたのか?
油断もすきもないなぁ。
まぁ、とりあえず一件落着である。
来年は生えてこないだろうな?
ゾンビのような雑草である。
来年にならないとわからないだろう。