開始時刻の3時が近付いてきた。
皆さんが集会所を出て秋葉様の前に向かう。
町内会の役員が三方に載せたお供え物を持って
行く。
お餅、大根などが載っているのが見える。
お餅は鏡餅のように円盤状の餅で重ねてある。
お正月に続いてまたもや鏡餅の登場である。
そもそもこれは鏡餅と呼ぶのか、それとも形が同
じなだけで名称は異なるのか?
そして大根が三方を大きくはみ出して載っている。
この大根は大きいなぁ。
太くほんの少し曲がっている。
スーパーで売っている大根ではこれほど太いもの
はまずない。
それらは大きさを揃えているのか、もっと細く短い。
このお供えの大根は町内の方の寄進の品ではな
いだろうか。
家庭菜園で野菜を育てておられる方もおられる。
町内の行事に使う大根はわが家で採れたものを是
非使って、と持ってこられる方がいるのではないだろう
か。
三方に載せられると普通の大根が特別なものに見え
てくる。
お供えがあってこそ儀式、お祭りらしさが強調される
というものである。
人が集まってお祈りし頭を下げる、だけでは物足りな
い。
やはりお供えは重要である。
~続く~