不二家憩希のブログ

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秋葉祭りに参加した。その⑤

 開始時刻の3時が近付いてきた。
 皆さんが集会所を出て秋葉様の前に向かう。
 町内会の役員が三方に載せたお供え物を持って
行く。
 お餅、大根などが載っているのが見える。
 お餅は鏡餅のように円盤状の餅で重ねてある。
 お正月に続いてまたもや鏡餅の登場である。
 そもそもこれは鏡餅と呼ぶのか、それとも形が同
じなだけで名称は異なるのか?
 そして大根が三方を大きくはみ出して載っている。
 この大根は大きいなぁ。
 太くほんの少し曲がっている。
 スーパーで売っている大根ではこれほど太いもの
はまずない。
 それらは大きさを揃えているのか、もっと細く短い。
 このお供えの大根は町内の方の寄進の品ではな
いだろうか。
 町内には専業農家のお宅や兼業農家のお宅がある。
 家庭菜園で野菜を育てておられる方もおられる。
 町内の行事に使う大根はわが家で採れたものを是
非使って、と持ってこられる方がいるのではないだろう
か。
 三方に載せられると普通の大根が特別なものに見え
てくる。
 お供えがあってこそ儀式、お祭りらしさが強調される
というものである。
 人が集まってお祈りし頭を下げる、だけでは物足りな
い。
 やはりお供えは重要である。
 
 ~続く~