不二家憩希のブログ

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B-1グランプリの将来は? その➇

 当市もお隣の市でもB-1グランプリに出ることに必
死である。
 出るからには好成績を納めたい。
 それには、おいしい品を提供することは勿論だが、
それだけでは勝てない。
 大会では来場者が食品を購入し、気に入った食品
に投票する。
 一種の人気投票である。
 どのようにして他の出店者と差をつけるか。
 もとより味覚は人によって異なり、コストパフォーマ
ンスに対する価値観も人それぞれである。
 となると他の点で違いをつけなければならない。
 来場者は何万人にもなる。
 目当ての食品を手に入れるのも簡単ではない。
 話題の食品は行列しなければ買えない。
 待ちくたびれてその食品に対する心証まで悪くな
ってしまう。
 出店者側としては待ち時間を少しでも短くする努力
が求められる。
 また、行列が長すぎると新たなお客の獲得にも影
響する。
 お客は行列が短い品を選ぶ傾向があるからである。
 可能な限り早く品を行き渡らせ印象を良くする、これ
が出店者の大きな課題となる。
 そのために、当地の大会参加者は特別なトレーニ
ングをしている。
 品を少しでも早く作るため練習を重ねている。
 彼らは普段からその食品の製造にかかっているプ
ロである。
 元々早い人が、より早くしようとするのである
 手数を再検討し時間短縮を図る。
 一個あたりの製造時間を切り詰めていく。
 製造の時間競争である。
 味は良くて当たり前、次はスピードである。
 グランプリで好成績を勝ち取るのも大変である。
 
 ~続く~