不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

”刑事コロンボ”から学んだこと その①

 ここで再び改題し、ピーター・フォークと刑事コロン
ボに対する私の気持ちを記してきたいと思っている。
 私は基本的に映画やテレビドラマを観て感動した
り、強いインパクト受けたりしても(あれは映画の中
の話だから)と割り切っていることが殆どである。
 現実世界においては、映画やドラマのような個性
的な人間はまず存在しない。
 それが、映画やテレビドラマでは、そうした人が何
人も揃っている。
 なおのことありえない。
 そして、待ってましたとばかりに物語が展開してい
く。
 それらは、どれも現実離れしている。
 作品として細部にわたってリアリティを重視してい
ても、やはり限界がある。
 現実世界では、あのように物事は進まない。
 結末も、映画やテレビドラマのようにはスッキリし
てはいない。
 白黒が明確になることはあまりない。
 納得できない感じで忍耐と忘却を強いられるような
ことが多い。
 私は、そのため映画やテレビドラマはあまり観ない。
 観ていてどうしても(あぁ、これはありえないなぁ)と
思ってしまい、作品の中に入り込めないのである。
 (うわぁ~、あなたってメンドクサイ人だねぇ)と感じ
られるだろう。
 だが、残念ながら、これは事実なのだから仕方がな
い。
 そんな私が入り込める数少ない作品が”刑事コロン
ボ”なのである。
 
 ~続く~