不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

P・フォーク~コロンボ警部を生み出す。その27

 私はクルマ全般について、まるで疎い。
 人として、かなり低レベルの知識しかない。
 それでも、今回は”刑事コロンボ”ということで
少々記事にしてみたい。
 コロンボ警部の愛車は、フランス・プジョー社製
で米国向けにフランスで生産された。
 コロンボ警部が、この愛車の同乗者に「このク
ルマですね、外車なんですよ~」と嬉しそうに語る
シーンがある。
 確かに、角張ったクルマが多いアメリカ車とは
少し違う、優美な曲線美を持つ趣のクルマである。
 このクルマ、プジョー403は、ブランス車であり
ながら、デザインはイタリア人デザイナーが担当した。
 へぇ~、デザイン大国フランスでも、他国のデザイ
ナーに依頼することがあるのか。
 やはり、クルマのデザインでは、イタリアは先進国
なのか。
 排気量1500ccの手頃な実用車で、大いに人気を
呼び120万台以上生産された。
 これはプジョー社史上最大のヒットである。
 コロンボ警部の愛車も「欧州で大人気!」という流
れでアメリカ上陸したものと思われる。
 
 
 ドイツの国営放送・ドイチェ・ヴェレでのプジョー403
を特集した映像。
 ドイツは”刑事コロンボ”の視聴率が50%を超える大
変な”刑事コロンボ”人気の国で、この映像でも「コロン
ボ警部の愛車」ということで詳しく取り上げられている。
 内装なども映り、なかなか興味深い。
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 プジョー403のモデルカーも発売されている。
 このモデルにはコロンボ警部の物と思われるレイン
コートが掛けられと愛犬が乗っている。
 だが、パッケージには”刑事コロンボ”の記載は一切
無い。
  ボディカラーも違う。
 犬の顔も少し違う。
 これは意図的に変えているのだろう。
 ”刑事コロンボ”を連想させる商品を制作・発売すると、ユ
ニバーサル・スタジオが黙っていない。
  そんなことをすれば莫大な権利使用料を請求されてしま
うのだ。
  
 ~続く~