不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

リビアのカダフィ大佐の映像を見て。

  ここ数日来、リビアカダフィ大佐殺害前後の
映像が報道されている。
 私はこれらの映像を見ても特に(残酷だ)とは
思わなかった。
 映像としても、それほど酷いものとも思えなか
った。
 目を背けるほどではないな、と感じた。
 これは私の感覚がそういう程度だということで
もある。
 私は(この人はこれくらいは、されても仕方が
ないのだろうな)と思った。
 カダフィ大佐は、これまでがしたい放題だった
ため、国民の怒りをかっていたのだろう。
「彼は政治の上でいくつもの良いことをした」とい
う意見もあるが、それ以上に悪いこともしてきた
のだろう。
 自国民にあれほど憎まれるということは尋常
ではない。
 国外の人間には未だ知られていない悪行が
あったのだろう。
 今までは独裁政権だったので「カダフィにこん
なことをされた。あんなことをされた」とかを言い
出せなかったに違いない。
 そんなことをすれば、言った当人は文字通り
抹殺されてしまう。
 国外で告発すれば良いのでは、と思われる
かもしれないが、何しろカダフィ大佐は多くのテ
ロの陰の首謀者とも言われてきた人物である。
 リビア国外であろうと追手を差し向けて制裁を
加えたであろう。
 言論の自由が保証されている国でも、言えな
いタブーが幾つもあるのだから、独裁政権下で
は尚更であろう。
 これから、カダフィ政権下での知られざる出来
事が明らかになってくるだろう。
 リビアの人達にとっては苦渋に満ちた長い歳
月であったことと思われるが、一刻も早く国民の
ための国家を建設していって頂きたい。