不二家憩希のブログ

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投票率90%のチュニジアの選挙。

  リビアカダフィ政権の崩壊をはじめとした
の発祥の地チュニジアで、10月23日制憲議
会選挙が行
われた。
 この選挙の投票率は、90%以上にもなるそ
うだ。
 90%!
 これは、驚きの数字である。
 そんなことあるのか?!というほどの投票率
である。
 チュニジアでは、これまでの数十年に及ぶ独
裁政権下でも選挙は一応行われてきた。
 だが、政権により票数操作が行われてきたそ
うだ。
 これは独裁政権ではよくあることである。
 まるで意味のない選挙が長らく行われてきた
のだ。
 そして、今回初めて、独立した選挙管理委員
会のもとで選挙が行われた。
 米国・民主党の国際研究所からは選挙監視
団も派遣された。
 団長の米下院議員のジェーン・ハーマン氏は
「米国をはじめ私がこれまで見てきた選挙の中で
まさに最高で、明るい将来を期待させるものだった」
と高く評価したそうだ。
 投票所には1000人以上の長い列が出来、投
票まで数時間待ちだった。
 それでも有権者たちは列の長さを気にすること
もなかったそうだ。
 彼らは「これまではイエスかノーかを言う権利さ
えなかった」「私たちは何年間も待ち続けた」と語
った。
 国旗を持ち、互いの写真を取り合う人たちや涙
ぐむ人もいた。
 これが選挙の本来あるべき姿なのだろう。