消臭力に絞ったが、これで一件落着ではな
い。
香りが何種類もあるからだ。
その中からまたどれかを選ばなければならな
い。
グレープフルーツ、ラベンダー、ピュアフローラ
ル、せっけん等いろいろある。
無香料なんていうのもある。
何だ？無香料って。
消臭だけで香りはしませんよ、ということなの
か？
せっけん、というのもわからない。
せっけんなら石鹸の香りなのだろうというところ
まではわかる。
ということは、わざわざ石鹸の香りを作り出して
いるということなのか？
これだけ何種類もあると、どれにしたら良いの
やらわからない。
その昔は芳香剤には二つの香りくらいしか無
かったと思う。
柑橘系と何かもう１種類だったと思う。
だが、需要と競争により種類は少しずつ増えて
いったのだろう。
インスタントラーメンの世界と同じである。
さて、どれにしょうか？
いろいろ迷ったが、結局はグレープフルーツに
した。
この種類の中で唯一本物の香りを知っているか
らだ。
ラベンダーは香りはわかっても私は本物の花は
見たことが無い。
ピュアフローラルは花の香りなのだろうが、具体
的に何だかわからない。
せっけんは、大体わかるが石鹸にも多くの種類
があり過ぎてイメージできない。
というわけで、グレープフルーツになった。
何ともオーソドックスな選択である。
～続く～
