気象庁によるこの冬の長期予報は、大体次の
通りであった。
「12月は平年以下の低温が続き厳しい寒さにな
る。年明けの1、2月は気温が上がり平年以上の
気温になる」というものだった。
では実際はどうだっただろうか。
12月は、これで大丈夫か、というほどの暖冬だ
った。
10月並の日もあった。
下旬を過ぎても暖かく概ね11月の気温だった。
ようやく冬らしくなったのは30日からである。
この日から寒気が南下し気温が大幅に下がり、
大晦日はこの冬一番の寒さだった。
そのまま年明けも寒さは持続した。
そして約2週間が経過した今日も平年以下の低
温が続いている。
これほど寒い年はこの5~6年は無かった。
どの年も低温になる日はあっても、気温が下がる
のはその日だけですぐに持ち直した。
低温日が連続することは無かった。
つまり気象庁の長期予報は外れたということにな
る。
気象の長期予報は難しい。
だが、気象庁とは真反対の長期予報をした人もい
る。
私はその記事を読んで「おぉ、よほど自信があるの
だな」と思った。
確か東京大学の人だったと思う。
私はうっかりしていて、その人の名前と所属をよく
覚えていなかった。
ネットで検索しても私の検索術では見つからない。
うろ覚えで申し訳ないが、たしか東京大学大気海洋
研究所の教授だったと思う。
もし間違っていたら訂正をお願いしたい。
そして今の気候はその予報通りに進んでいる。