不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

深夜の野良猫。

 昨日のブログを書き終えた後のことである。
 敬老の日の記念品を届けに町内会の係の人
達がわが家の前を通りかかった。
 その中の一人の男性がこう言った。
「あっ、鉢が割れてる」
 鉢が割れてる?どこの鉢だ?
 ひょっとして。
 私は外に出た。
 我が家の庭と道の境目に20センチほどの高さ
のブロックがある。
 その上に鉢が並べてあるのだ。
 やっぱり。
 鉢が落ちて割れている。
 鉢はばらばらで土がごっそり出てしまっている。
 一体、いつ、誰が?
 そういえば。
 
 前夜深夜3時頃、「パリン!」という音がして目が
覚めた。
 私は必要以上に耳が良いのだ。
 何の音だろう?
 こんな音がするものがあっただろうか?
 その「パリン!」という音の後に「ニャー」と声がし
た。
 この周辺を根城としている野良猫の声だろう。
 私は、その「パリン!」何の音かわからぬまま再び
眠ってしまった。
 
 あぁ~、あの「パリン!」は鉢が落ちて割れた音だ
ったのか。
 そしてその犯人は、あの野良猫ではなかろうか。
 私は現場を目撃していたわけではないが、おそらく
間違いないだろう。
 野良猫めぇ~。
 私は君の身の上には少しは同情している。
 家も無く日々さ迷い歩く日々は辛いことも多いだろ
う。
 だが、やって良いことと悪いことがある。
 私としては猛省を促したいところだが、君にそれ
がわかるだろうか?
 言語の通じない相手は厄介である。