夜8時過ぎ、左手の人差し指の先を見た。
小さい黒い点があるな。
何だ?これは。
よく見ると、棘が刺さっているではないか。
しかも、太い。
あぁ、あの時に刺さったのか。
その日の朝、私はサボテンの鉢の手入れをしていた。
我が家には8鉢ほどあるサボテンの鉢の中に、得体の知れない別の多肉植物の雑草が生えている。
それを園芸鋏で切っていた。
その際に刺さったのであろう。
それに気がついたのは、約12時間後ということになる。
それも痛みではなく、目視での発覚である。
あぁ、鈍いなぁ。
私は早速トゲを取ろうと針で作業を開始した。
思っていた以上に深く刺さっている。
深いので痛みを感じなかったのかもしれない。
垂直に刺さらなくてよかった。
斜めに刺さったのは幸いだった。
ほどなくトゲは取れた。
あぁ、私は面の皮は厚いが、指先の皮は薄いようだ。
次回は気をつけよう。