不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

モームは英国のスパイだった。

 このたび英国で出版された本で興味深いこと
が明らかになった。記事
 作家のサマセット・モームは英国対外情報部
のスパイだったのだ。
 英国対外情報部は通称MI6、小説・映画でお
馴染みの「007」のジェームス・ボンドが所属し
ていることで知られている。
 ジェームス・ボンドは創作上の人物であり、そ
の活躍はフィクションである。
 現実のMI6はさすがにあそこまで派手なことは
していないものの、決して地味な存在ではない。
 国家のスパイ組織らしい強引なこともいろいろ
としている。
 イタリアの船を爆破したり、ナチス指導部の暗
殺を計画したりしている。
 国のスパイ組織は国軍の特殊部隊であり、命
令さえあれば、爆破、暗殺は普通にするのだ。
 この本は英国対外情報部の許可の下、直近の
40年間の極秘公文書の閲覧を許可されたクイー
ンズ大学のキース・ジェフリー教授が記した歴史
書である。
 執筆と出版は前MI6長官のジョン・スカーレット
氏の依頼のもとに行われており、事実上の情報
公開である。
 スパイ組織が情報公開とは、本来はありえない
ことである。
 スカーレット氏は「MI6への理解と議論を深めて
もらうことが出版の目的としている。
 なるほど、モームがスパイだったのか。
 そういう噂は以前からあったが、本当のことだっ
たのか。
 モームの他にも映画「第三の男」の原作で知ら
れるグレアム・グリーンもスパイだったそうだ。
 道理で彼らはサスペンス小説が上手なわけであ
る。
 それにしても、こんなことを発表しても良いのだろ
うか?