不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

社会福祉協議会の会費を持っていった。その③

 その医院は、市の社会福祉協議会に入って
いない。
 医者ほどこうした機関に入会すべきだと思
うのだが、この医院ではそうは考えていない
ようだ。
 この医院は他にも呆れることがいろいろあ
るのだが書き出せばきりが無いのでここでは
やめておく。
 やはりジャングルドクターなので経営が思
わしくないのかもしれない。

 さて、集めた会費を区長さんの家に持って
行く。
 実は私は今年度の班長になるまで区長さん
の家を勘違いしていた。
 てっきり別の家を区長さんの家だと思い込
んでいたのだ。
 今年の区長さんの家は旧家で、大きなお屋
敷の農家である。
 そしてこの家のおじいさんは、以前市会議
員を務めておられた町内では人望ある方であ
る。
 そんな古くからある家なのに、私は同姓の
別の家と勘違いしていたのだ。
 私が勘違いしたその家は親戚筋に当たるよ
うだが、その家もなかなか立派なお宅である。
 区長さんの家はそれよりも更に大きなお宅
だった。
 ベルを押して玄関に入ると犬の鳴き声がす
る。
 見ると玄関横の部屋で犬が吠えている。
 ソフトバンクのお父さん犬と同じ犬だ。
 この家でも犬を屋内で飼っているのか。
 こんなに広い庭があるのに、庭では飼わな
いとは勿体無い。
 今は犬は屋内飼育が主流なのか。
 お父さん犬は私に向かってしばらく吠えて
いたが、こいつに吠えても仕方ないな、と思
ったのか途中で吠えるのをやめた。
 私は、持ってきた書類の入った大封筒と集
めてきたお金を区長さんの奥さんに渡した。
 新規会員勧誘などについて尋ねてみようか
と思っていたが、私は犬に吠えられたので忘
れてしまった。
 私がそのことに気が付いたのは帰り道をし
ばらく行ってからだった。

 これでまた一つ今年の班長の役目が終わっ
た。