不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

国内盤発売の予定が無いらしいウォルター・ベッカー

 この二日ウォルター・ベッカーの新譜につ
いて書いているが、調べているうちに意外な
ことがわかった。
 それは、このベッカーの新譜の国内盤の発
売予定が今のところ無い、ということである。
 ウォルター・ベッカーといえば、スティー
リー・ダンの主要メンバーである。
 スティーリー・ダンは、欧米では高い人気
があるバンドで、日本でも結構人気があるバ
ンドである。
 大物バンドの一つと言ってよいと思う。
 それでも、レコード会社はシビアである。
 いくら大物バンドの主要メンバーでも、売
れないと判断されると日本盤は出してもらえ
ないようである。
 そして、調べていてわかったことがもう一
つある。
 それはベッカーが以前発表したファースト
ソロアルバムの国内盤が既に廃盤になってい
ることである。
 こちらの方も売れないからであろう。
 売れないであろう商品にお金と労力をかけ
る訳にはいかないのだ。
 大きな名前だけあっても、売れなければど
うにもならない。
 これが実力の世界というものなのか。
 否、音楽業界は実力の世界と言うより、人
気の世界と言った方がより実態に近いと思う。
 人気が無ければ、どれほどの大物でも退場
を迫られるのである。
 過去の実績がどうであれ、今現在売れるか
どうかなのである。
 実に厳しい世界である。 
 
 ちなみにバンドのもう一人のメンバーであ
ドナルド・フェイゲンの最新作は日本盤と
しても発売されているし、それ以前に発表さ
れた2枚の盤も国内盤として現役である。
 音楽上は相棒なのに、大きな違いである。
 二人の関係がこじれなければ、と思う。