ダリル・ホール&ジョン・オーツが結成周年記念のイベントについて、Rolling Stone誌のインタビューに答えている。
二人は1967年に出会い、1970年にコンビを結成している。
2020年は結成50年になるが、それに関するどのようなイベントも行うつもりがないそうだ。
「高校のいまいましい同窓会に行かないのと同じ理由だ。俺は、祝典とか節目とかアワーズとか、その手のたわごとには興味ない。俺にとっては仕事ってだけだ」
彼らがリタイアするときが来てもフェアウェル・ツアーはやらないと、オーツは話した。
「僕らはそういうものはやらないと思う。僕が耳にしてきたフェアウェル・ツアーは、結局、どれもフェアウェル・ツアーではなくなってる。だから、その定義がわからない」
おぉ~、かっこいい!
実に冴えている。
さすがホール&オーツ、こうでなくちゃぁね。
私も記念式典の類いはナンセンスだと感じている。
また、フェアウェル・ツアーの数年後に再結成、というケースは頻繁に起こっている。
有名無実な馬鹿騒ぎとなっている。
私は70年代からの彼らのファンである。
この二人には筋が通ったシニカルさがある。
論理的なのだ。
同じような人はスティーリー・ダンのウォルター・ベッカーとドナルド・フェイゲンがいる。
ホール&オーツは”どこまでも明るい脳天気なデュオ”ではないのだ。
彼らはニューアルバム録音の予定があるそうだ。
実に楽しみである。