不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

緩んだ金融機関と週刊誌情報

 11月も今日で終わりだと言うのに、我が家の朝顔
は、まだ咲いている。
 花の数は3個ほどで、大きさもふた周りほど小さい
のだが、それでも咲いているのだ。
 ひょっとすると、12月に入っても花をつけるのか
もしれない。大した生命力である。
 朝顔、恐るべしである。

 私の財布代わりの金融機関へ行って来た。
 財布代わりとはずいぶん偉そうに聞こえるかもしれ
ないが、少しばかりのお金が入っては出て行く、とい
ったことを繰り返しているので文字通り財布代わりな
のである。
 この金融機関は、我が家から一番近くにあり、その
利便性のゆえに使っている。
 こういう金融機関は近いところにあることに越した
ことは無い。
 私にとってこの金融機関の利点は、唯一家から近い、
という点だけで、実はこの金融機関のことは気に入ら
ないことが多々ある。
 何しろ行員が弛んでいるのだ。
 支店によって、業務内容に関する説明が異なってい
るのだ。同一市内にある支店なのに、対応や説明が一
貫していないのだ。
 これは、金融機関としては明らかに欠陥である。
 こんなことでは金融機関としては失格だな、大丈夫
かな、と思っていたら、案の定派手な不祥事が発覚し
た。行員の多額の金銭横領である。
 新聞にも載った大きな事件なのに、この金融機関で
はお詫びの張り紙もしていない。こういう事態の際に
は、入り口に代表者名でお詫びの一文が張り出される
ものなのだが、この金融機関はそういうこともしない。
 一般の顧客の迷惑になったわけではないのだから、
ということなのだろうか。

 殆どの組織においてそうなのだが、末端の構成員が
弛んでいる組織は、上部もまた弛んでいることが多い。
 組織の緩みは、容易に伝染してしまうのだ。
 駄目なのは、下の人間だけだ、ということはまず無
い。

 私は、この金融機関について心配しているのだが、
幸いにも大した金額を預けているわけではないので倒
産したとしても保護されることになっている。
 よく、週刊誌等で「全国の危ない金融機関」の特集
があると、この金融機関は必ず載っている。
 週刊誌情報なんて、大体当てにはならないのだが、
この金融機関についてはその通りだと思う。

 ここも以前は真面目な金融機関と思っていたのだが、
いつの間にかおかしくなっていたようである。
 何がそうさせたのか?
 外部からはうかがい知れぬものがあるのかもしれな
い。

 お金は、時に魔物である。