不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

内藤VS亀田戦に対するTBSのニュースショーのコメンテーターの対応から見えるもの

 日曜日の朝のTBSの「サンデーモーニング」と「サンデ
ージャポン」を観た。
 サンデーモーニングの方は、毎週スポーツコーナーだけ
観ている。私のスポーツの情報は、ネットを除くとこの番
組のこのコーナーだけである。
 今日は、内藤対亀田戦後の最初の番組なので、コメンテ
ーターがどういうことを言うのかが気になっていた。
 あの偏向した実況中継をしたTBSのニュースショーで、ど
こまで踏み込んで発言するのだろうか。
 野球やゴルフなどの話題の後、内藤対亀田戦が取り上げ
られた。
 この話題になってコメンテーターの表情は皆、急にこわ
ばった。
 国の政策や外交問題には、大変に強硬なことをおっしゃ
っているのに、この試合のことなると別人のように大人し
くなってしまった。
 一人浅井慎平氏だけが、まぁまぁまともなことを言って
はいたが、他の方はモゴモゴしている。
 怯えた表情なのだ。
 ここで、正論を吐いて今後TBSから仕事が来なくなっては
自分が損だ、と考えているに違いない。大学教授や一流文
化人とみなされている人でも、まずは保身が第一なのだ。
 何度もこのブログで書いているが、テレビ文化人なんて
そんなものである。北朝鮮がどうだ、こうだと勇ましいこ
とを言っていても、直接自分の身の上に降りかかるかもし
れないことに対しては黙ってしまうのである。
 サンデージャポンの方も同様だった。
 テリー伊藤氏だけは、テレビ界の鬼才だけあってTBSから
干されても別に仕事はいくらでもあるので、普通にまともな
ことを言っていた。
 普段は毒舌のデイブ・スぺクターもこの件では黙ってしま
った。
 他の人も一様に、やはり大人しくなっていた。
 テレビ文化人は、本当にだらしが無い人達である。
 
 彼らは、割の良い仕事としてテレビに出ているだけであ
って正義に対して信条があるわけではないのだ。
 ただ、その場に応じて番組制作者の期待通りの発言をし
ているだけなのである。

 ニュースを見るとバカになる、というのは私の持論なの
だが、ニュースショーを観ても、やはりバカになるのであ
る。
 彼らの発言を真に受けてしまってはいけない。
 テレビのご都合主義に載せられてしまってはならない。