不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

人類絶滅後に生き残る動物、絶滅する動物

 先日読んだ科学雑誌に、もし人類が突如絶滅したら生
き残ることが出来る動物は何か?という記事が載ってい
た。
 こういった未来予測と言うものはあまり当たらないと
言うのが相場なのであるが、私にとっては痛快なことが
書いてあった。
 生き残る方の動物としては、鳥や猫が挙げられていた。
 鳥は、人がいないことぐらい、どうと言うことが無い
そうである。
 確かに、野鳥の殆どは自分でエサを見つけて暮らして
いるし、寒暖の変化に合わせて大変な距離を移動して生
きている。
 こんな生き物は他にはいない。
 猫も実はたくましい動物なのだそうで、飼い主様がい
なくなったとしても、生存可能なのだそうだ。猫は野外
に生息する自分よりも小さい猛禽類を捕獲して食べてい
けるらしい。家で飼っている猫でさえハンティングの本
能は失われていないのだから、野生化しても大丈夫だろ
う。
 飼われることによって弱体化している動物もいるのだ
が、猫は別らしい。我が道を行くと言うところだろうか。
 次に絶滅するであろう動物から2種類を紹介しよう。
 まずはネズミである。
 ネズミは人間の食べ物や廃棄物を食べて暮らしているの
だが、それが無くなれば生きていけないそうだ。
 野外に放り出されれば、冬の寒さにも耐えられない。
 あの短い毛足では冬の寒さには抵抗できないだろう。
 かと言って冬眠する能力も持っていない。
 また、野外では自分よりも大きい猛禽類のエサになって
しまうだろう、とのことだ。
 もう一種類はゴキブリである。
 ゴキブリも人間の食べ物や家財の一部を横取りして暮ら
しているのだが、それが無くなれば途端に困ってしまうら
しい。何でも食べると言うのがゴキブリのモットーだが、
野外の生活となれば話は違ってくるらしい。奴らは基本的
に人様と同じものを食べているグルメなので、野生のもの
は口に合わないのである。
 そして、ゴキブリも冬の寒さには耐えられないだろうと
のことである。人間の家に住んでいるので冬も越せるが、
人間の暖かい冬の暖房が無ければ生存は不可能らしい。
 したがって、熱帯地方のゴキブリを除いて奴らは絶滅す
るそうである。
 確かに野生のゴキブリなんて、見たことも聞いたことも
無い。
 人間あってのゴキブリである。

 ネズミもゴキブリも、普段は大きな顔をしているが、実
はそれほど強い生き物ではなさそうだ。
 奴らは人間がいれば強いのだが、野生の中では弱き
生き物なのだ。

 私はこの記事を読んで、少し良い気分になった。
 ネズミやゴキブリに振り回されることもあることもある
のだが、どうやら主導権はこちらにあるらしいことが分か
ったからである。
 
 来年はネズミ年だが、手心は加えないからネズミの諸君、
覚悟をしておきたまえ。