不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

桜の落葉

 もういないだろうと思っていたら、今日もツクツクボウシが鳴いていた。
 もう9月も終わりなのだが、この暑さで間違って羽化し
てしまったのかもしれない。
 
 の木の葉も半分以上落ちている。
 私は、今年になるまで桜の木にも落葉があるとは知らな
かった。 落ちるのは花びらだけで、葉の方は常緑なのだ
と思い込んでいた。
 落葉する木といえば、銀杏くらいしか思いつかないのであ
るから、桜の木の事情までは知るわけも無い。
 葉が落ちるということは、その葉を掃除しなければならな
い、ということである。 
 これは、結構大変な作業ではないだろうか。
 毎日きっちりやらなければならない、というほど切羽詰っ
たものでもないとは思うが、そのままにしておくわけにもい
かない。
 子供をうまく乗せて集めさせる、という手もあるかもしれ
ないが何しろ少子化の世なので、そういうことも出来ない。
 手が空いた時に、集めるしかなさそうである。

 私がいつも通る桜並木前の司法事務所に焼却器が置いてあ
るわけが、これでようやく分かった。
 落葉に時期に、落ちた葉を焼いているのだ。
 その焼却器は、銀色の本体に周りの景色を映し出す洗練さ
れたデザインのものなのだが、私はどうしてそこに置いてあ
るのか、今までわからなかった。
 なるほど。
 となると、焼却器が必要なほど葉は落ちるということなの
か。

 桜は春にしか関心が向かないものなのだが、桜の近くで生
活している人には、その世話も一年を通してあるということ
なのだろうか。
 好かれるものには、それなりの世話が必要ということなの
か。

 それにしても桜の木の世話とは、園芸としてはスケールが
大きい。
 木の世話もやっぱり園芸なのだろうか。
 それとも林業なのか。
 私には知らないことは、まだまだいろいろある。