不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

F1は面白いか

 F1日本グランプリ富士スピードウェイで行われる。
 今日が予選で明日決勝らしい。
 こんな話題を書きながら、私はF1にはあまり興味がない。
 何がそんなに面白いのかと思っている。
 一人しか乗れないクルマを、何故あんなに持て囃すのか。
 しかも乗り降りする時に、ハンドルを外さないと座席に
も座れないようだ。そんな狭い座席ではエコノミークラス
症候群になってしまう心配はないのか?
 とにかく狭くて運転手一人を乗せるのが精一杯なので、
荷物も載せられない。荷物ひとつ載せられないなんて、ク
ルマとは言えない。
 しかも屋根も付いていない。雨が降ったらずぶ濡れであ
る。雨が降ったら、傘を差して乗るのだろうか。それとも
カッパ着用か。何だかドリフみたいである。
 屋根が無いくらいだから、冷房も暖房も付いていない。
 早く走れば風で少しは涼しくなるだろうが、寒い時はど
うするのだろう。厚着でもするのだろうか。
 冷暖房どころかラジオやカーステレオだって付いていな
い。ながら運転はしません、ということなのか。
 ヘッドライトも付いていない。これでは夜に走れないで
はないか。良い子は夜にはお外には出ません、ということ
なのか。
 ヘッドライトどころか、ウィンカーも付いていない。右
に行くのか、左に行くのか、それすらも自ら表明できない
とは、何とはっきりしないクルマなんだろうか。他のクル
マへの配慮がまるで無い。わが道を行く、と言えばカッコ
いいが、これでは横柄過ぎる。
 シートベルトも運転者が自分では締められないらしい、
どこまで、人様の手を煩わせれば気が済むのだろうか。

 私は、F1に熱狂する人達の気持ちが、もう一つ理解でき
ない。
 同じコースをグルグル回るのを見て、何が面白いのだろ
うか。速度が速いだけで、ネズミのレースと変らないよう
に思う。
 命懸けである、とおっしゃる方もおられる。
 だが、命や懸けていることにおいては、バスやタクシー
の運転手さんも同様である。お客さんの命も預かっている
分、こちらの方が大変だと思う。
 
 F1を崇拝する人達によってF1の運転手も「F1パイロット」
などと呼ばれたりする。
 パイロットと言えば万年筆でしょう。
 呼び名を変えることによって、新しい価値の創出を図り、
より崇め奉ろうとしている。
 俗物が喜んでしそうなことである。

 私はF1には笑える点を多く見つけ出すことが出来る。
 F1は、面白いものなのか。

 今年から富士スピードウェイでも開催されることになっ
た日本GPだが、地元静岡県小山町ではもうひとつ盛り上が
りに欠けているそうである。
 あらゆるものが、地元を素通りしてしまうので、町は潤
わないのである。
 配慮の無い某大企業が、いつものように利潤を独り占め
しようとしているためである。

 いつだって大きなもののエゴに犠牲になるのは、小さな
ものなのである。