不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

ゴミ出しとポイ捨てされた吸殻

 今日は金曜日なので、ゴミを出した。
 家の中の3つのゴミ箱をひっくり返し、市指定のビニー
ル袋へ入れる。
 このビニール袋には、厚手のものと薄手のもがある。厚
いものの方が、少しだけ値段が高い。厚手の方が当然丈夫
なのだが、ゴミ集積所まで運んでいければよいので、私は
薄手のもので十分だと思っている。
 ここ数ヶ月は、新聞販売店が集金の時にくれるビニール
袋を使っている。これも薄手である。
 一人暮らしなので、ゴミは月に一回くらいしか出さない。
 ビニール袋がスカスカなままで出すのが、もったいない
ということもある。
 これが風水の信奉者なら、ゴミを溜めておいてはいけま
せん、と言うのだろうが、生憎私はそういう迷信は信じて
いないのである。
 風水の信者はちょっと笑えるが、ご本人は大真面目なの
で、私もあまり余計なことを書かない方が良いかもしれな
い。
 では保健衛生上、よろしくない、とおっしゃる方もおら
れようが、生ゴミは家の外の敷地のある場所に隠してある。
それを、ゴミ出しの日にまとめて処分するのである。
 
 ゴミをまとめて集積所に持って行く。
 そこは3軒隣の空き地の前である。
 下を見ながら行くと、タバコの吸殻が点々と5本も落ち
ている。フィルターの銘柄から推測するに、捨てていくの
はおそらく同一人物であろう。
 私はそれを拾って、ゴミ袋に入れる。これが、自分の近
所のことでなかったら、多分、見て見ぬ振りだろう。私の
エゴイズムは、そんなものだ。
 だが、タバコの吸殻を拾ったというだけで、私の気持ち
は、ちょっと晴れ晴れとしたものとなった。こんなことで
良い気分になるとは、私はなんともお手軽に出来ている。
 私も以前は喫煙者だったが、こんなポイ捨てはしたこと
が無い。
 一度犯人を見つけたら、しめてやろう、と思っているが、
これがどうしてか、発見できないのである。
 早朝なのか、深夜なのか?
 歩きながら吸殻のポイ捨てなんて、この町内では珍しい
ので、すぐに見つけられそうなものなのだが、残念である。
 今頃タバコを吸っているなんて、時代遅れも甚だしい。
 きっと原始人のような奴に違いない。