不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

ネズミ捕りを仕掛ける

 ここ数日、夜になると台所周辺でゴソゴソと音がする。
 虫かネズミが活動中なのだろう。
 暗くなって活動が活発になるとすると、虫ならゴキブ
リかムカデ。ムカデは厳密には虫ではないのだが、この
際それはどうでもいい。
 もしくは、ネズミか。
 動いているものは何なのだろう?食材が被害にあって
いるようではないので、もうひとつ分からない。
 住んでいる私に黙ってゴソゴソされると、気分はよろ
しくない。
 音がして、台所に行くと音はやむ。そいて、離れてし
ばらくすると、また音がする。
 私に気を使っているのか、隠れているつもりなのか?
 私は、以前仕掛けておいた吸着式のネズミ捕りを見て
みた。これはダンボール状の紙に吸着剤が塗ってあって、
ネズミがそこを通れば、張り付いてしまうというものだ。
 私は、それを筒状にしておいた。このトンネルを通れ
ば、ネズミ君は一巻の終わりなのだ。
 取り上げて覗いてみる。
 一匹捕まっている!しかもご臨終。
 こんなものを家の中に置いておくのも嫌なので、早速、
袋を何重にもしてそれを中に入れる。こんな時、レジ袋
は便利である。そして、その袋を家の外に出した。
 おそらく、今、この家で活動中なのはもう一匹のネズ
ミなのだろう。これがチューチューとでも鳴いてくれる
と確信がもてるのだが、今回のネズミは寡黙である。
 私は、新しいネズミ捕りをセットした。念のため、そ
の吸着シートの真ん中にピーナツをセットしておいた。
 ネズミはピーナツが好きらしい。この点は私と気が合
うのだが、残念ながらこちらは人間、あちらはネズミ。
友情にまで発展することはないだろう。
 さて、隠密行動を続けるネズミ君を見事お縄に出来る
だろうか?
ネズミも家の中に住まわれると、途端に人の天敵なる
のだから可哀想なものなのだが、ここは仕方が無い。
 博愛主義だけでは生きていけないのはつらいところだが、
それがこの浮き世というものである。