不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

自分の周りでは嫌だ。

 いつもの集いに行ってきた。

 今日もNZさんはお休みだった。

 NZさんは、当ブログで度々記しているように、認知症で息子さんたちが極めて優秀で一人暮らしの女性である。

 「足が痛くて歩けないので欠席します」とのことだった。

(あぁ、クロイツフェルト・ヤコブ病だな)と私は思った。

「根拠はあるのか?!」と言われるかもしれない。

 決定的な根拠は無い。

 ただ私がそう感じるだけである。

 したがって、リアルの場である、このいつもの集いでは口に出さない。

 だけどなぁ、NZさんが本当にクロイツフェルト・ヤコブ病だったら嫌だなぁ。

 身近な人、私が実際に接してきた人が、そのような難病には罹ってほしくない。

 そのような難病は、どこか遠くの世界の話であってほしい。

 肉体を持っている私には、そういう肉体人間的な発想が未だ残っているのだ。

 「他所ならOK、自分の周りでは嫌だ」と思ってしまう。

 「他所も自分の周りも同じ人類だ。区別するな、差別するな」と叱責されるだろう。

 あぁ私は、まだまま修行が足りない。

 しかし、終末期の今、このような悲劇が自分の周囲で多発することであろう。

 「自分は健康でも、他のみんなは病人ばかり」といった世界が、すぐ間近に迫ってきている。

 この地球が「惨劇の惑星」と化する。

 私は、それなりに覚悟ができているつもりだが、自分が思っているほど、できていないのかもしれない。

 自分に甘い私のことである。

 できていないのだろう。