当ブログでは、最近は記していなかったが、いつもの集いは定期的に開催されている。
世間はGW中であったが、昨日もいつもの集いは行われ私も参加した。
行事が始まって10分ほど経った頃、TZMさんがどなたかが来訪したことに気がついた。
扉が開き男性が現れた。
常連参加者のNZさんの息子さんだった。
集いのメンバーは、息子さんの顔も名前も知っているようだ。
「おぃ、今日お墓参りじゃないか。何してんだ。あんたのせいで、かなりの時間ロスになっているんだけど」
口調はかなり厳しい。
親子の会話とは言え人前では、なかなか聞かれないほどのキツさである。
息子さんは、NZさんを迎えに来たのだった。
かなりの遠方に住む息子さんが当市にある実家に寄って、母親であるNZさんを乗せて隣県のお墓に参る予定だったらしい。
だが、NZさんは、そんな予定をすっかり忘れてしまい、いつもの集いに来てしまっていたのだった。
「これ(集い)が終わってからじゃ駄目?」
NZさんは、そう答えた。
だが、息子さんは答えが終わらない内に全否定した。
息子さんの剣幕に押されてNZさんは、集いを途中退出することになった。
集いのリーダーやメンバーが、息子さんに挨拶と声をかける。
息子さんは、打って変わってにこやかに言葉を返している。
さすが、一流ビジネスマン、態度の切り替えは見事である。
NZさんは息子さんに連れられて、会場を退出していった。
あぁ、無理もないのかもしれない。
NZさんは認知症なのだ。
大事な予定もすっぽり抜け落ちてしまうようだ。
私ももう何度も年齢を尋ねられている。
詳しく例を引いて教えている。
だが、会うたびに歳を聞かれる。
憶えていないのだ。
私の名前も既に忘れてしまっているかもしれない。
個々数回の集いでは私を名前で呼ぶことはなくなってしまっている。
NZさんは、新型コロナワクチン接種者である。
口ぶりから5回接種しているようだ。
接種者たちの認知症の進行が激しくなっているように感じる。
日毎に衰えていっているように見える。
あるいは、これが普通の認知症の進行状態なのか?
異例なほど早いように感じる。
当ブログでは、今後も観察を続行する予定である。