不二家憩希のブログ

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お祭りに参加した。2023年 その⑯

  日曜日の本祭が終わると、すぐに片付けにかかる。

 私はその場に居たことがないので、以下は聞いた話である。

 まず、数台ある山車を倉庫に収納する。

 提灯などの飾り付けをすべて外す。

 それから皆で倉庫に押していく。

 山車はお金がかかっていて高価なので、早めに仕舞っておきたいのだろう。

 文章で記すとわずか三行ほどだが、これが時間がかかる。

 二日にわたってお祭り行事に関わっており、皆さん疲れていることもあり、作業スピードはどうしても遅くなる。

 できるだけ急いでも11時半過ぎになる。

 「もう遅いので、ここらへんで私は抜けます」とかは言えない。

 皆さん、真面目である。

 キッチリ作業されるそうだ。

 これは揶揄する意図はゼロで、私は心底感心している。

 ズボラの見本のような私では、とてもできないことである。

 山車の収納がメインの作業であるが、その他にもお祭り集会所を元通りの状態に片付ける作業もある。

 町内への好意でお貸しいただいている得難いスペースをお返しする。

 「使う前よりも綺麗にして返す」という日本的美徳を踏襲するとなれば、時間もかかる。

 やることがたくさんあり、それを夜間の手元が暗い中で行う。

 こうしたことは、全国どこのお祭りでも同じなのだろう。

 私のようなテキトー・イーカゲンの人間には難しい作業である。

 それらを毎年クリアしてきた町内の皆さんには頭が下がる。

 想像以上に皆さん真っ当なのだ。

 そして、自分が真にダメ人間であることが再認識させられる(苦笑)

 

 ~続く~