日曜日の本祭が終わると、すぐに片付けにかかる。
私はその場に居たことがないので、以下は聞いた話である。
まず、数台ある山車を倉庫に収納する。
提灯などの飾り付けをすべて外す。
それから皆で倉庫に押していく。
山車はお金がかかっていて高価なので、早めに仕舞っておきたいのだろう。
文章で記すとわずか三行ほどだが、これが時間がかかる。
二日にわたってお祭り行事に関わっており、皆さん疲れていることもあり、作業スピードはどうしても遅くなる。
できるだけ急いでも11時半過ぎになる。
「もう遅いので、ここらへんで私は抜けます」とかは言えない。
皆さん、真面目である。
キッチリ作業されるそうだ。
これは揶揄する意図はゼロで、私は心底感心している。
ズボラの見本のような私では、とてもできないことである。
山車の収納がメインの作業であるが、その他にもお祭り集会所を元通りの状態に片付ける作業もある。
町内への好意でお貸しいただいている得難いスペースをお返しする。
「使う前よりも綺麗にして返す」という日本的美徳を踏襲するとなれば、時間もかかる。
やることがたくさんあり、それを夜間の手元が暗い中で行う。
こうしたことは、全国どこのお祭りでも同じなのだろう。
私のようなテキトー・イーカゲンの人間には難しい作業である。
それらを毎年クリアしてきた町内の皆さんには頭が下がる。
想像以上に皆さん真っ当なのだ。
そして、自分が真にダメ人間であることが再認識させられる(苦笑)
~続く~