不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

お祭りに参加した。2023年 その⑫

 夜7時台で大風が吹く体感温度2℃の屋外はなかなか厳しい。

Nさんは予めそれを見越して、真冬の格好で来ている。

 私は例年の4月の服装である。

 気温に応じて着るものを調節するという、ごく当たり前のことが私にはできない。

 何故か?

 面倒くさいからである。

 冬物は、すでに仕舞っている。

 それを再び引っ張り出すくらいなら、寒さに耐える方を選ぶ(苦笑)

「寒そうだね。家に戻って着替えて来ても良いよ?俺が見ているから」

Nさんは私を気遣って、そう仰る。

 私は丁重にお断りする。

 時折来るクルマに案内とお願いをし、それ以外の時はお喋りをする。

 寒くて仕方ないが、それを除けば、まぁ楽しい役目である。

 爆竹の火薬の匂いが流れてくる。

 当地は夜でも爆竹が轟く。

 お祭りだから特別である。

「夜だから静かにしろ」「時間を考えろ」といった声は出ない。

 公序良俗無視である。

 この非日常感が楽しい。

 

 ~続く~