不二家憩希のブログ

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お祭りに参加した。2023年 その④

 準備と集合写真撮影が終わり、お祭り集会所に入る。

 狭い土間で靴を脱いで床に上がる。

 ここは、かつては、ある作業所だった。

 町内のある方の自宅併設の作業所である。

 長い間、お祭りの期間中はお祭り集会所として提供していただいている。

 どのくらいになるのだろう?

 戦後からなのか?

 戦前からなのか?

 当町内のお祭りでは、ここが中心地となる。

 お祭の期間中は24時間オープンで、誰でも出入りできる。

 今は代が変わり作業所としては機能していないが、変わらず場所の提供をしていただいている。

 有難いことである。

 ここの床が老朽化した際に、町内の建築業の方がリフォームをした。

 オーナーは負担ゼロで、原材料費の一部を町内会で支払ったようだ。

 お世話になっているので当然とも言える。

 床にはブルーシートが敷かれている。

 酔っ払って飲み物等をこぼしても良いようにとの防汚策である。

 皆に助六寿司とおつまみ、紙コップが渡される。

 ビールが注がれて会長さんの挨拶が始まる。

 乾杯の音頭も会長さんだ。

 食事が始まる。

 アルコールを飲みたい人は、飲み始める。

 周囲の人といろいろとお喋りをして近況の報告をする。

 和気藹々とした空気である。

 こうしたコミュニケーションは、お祭りの重要な要素であろう。

 普段から懇意にしている間柄であれば、時折飲みに行ったりしているのだが、そうでない人とは、没交渉になりがちである。

 そうした人とを繋ぐ機能をお祭りは担っている。

 これは、大切なことだと思う。

 

 ~続く~