朝6時、号砲が揚がった。
隣の市から聞こえてくる。
お祭りは中止のはずだが、またマラソン大会か?
それは、無いだろう。
今朝の地元紙によると「お祭りは開催、ただし一般客の観覧は禁止」とある。
お祭りの神事は一部の関係者のみで行うが、それ以外の行事は中止、ということである。
事実上のお祭り中止である。
だが、号砲は揚がっている。
午前10時、正午、午後2時と連続して何発も揚がっている。
どうやら号砲だけは揚げることにしたらしい。
号砲は花火師が広い屋外で一人で揚げる。
密にはならない。
これなら新型コロナ対策に則っている。
号砲を例年通り揚げることで、お祭りの気分は出る。
行事がないのはつまらないかもしれないが、これも苦肉の策である。
各戸屋内でお祭りを楽しんでください、ということなのだろう。
こういう状況下では、それも良かろう。