ポール・マッカートニーへのインタビューの後編である。
ここでポールは街歩きが好きなことを語っている。
ポールは、ごく普通に街に出て歩くことは、以前のインタビューでも話題となった。
地下鉄にも乗る。
歩いていると「あなた、ポール・マッカートニーに似ていますね」と声をかけられるそうだ。
それにポールは「あぁ、よく言われるんだよ」と応じる。
尋ねた人は「こんな場所にポール・マッカートニー本人がいるわけないな」と思うらしく、話はそれで終わる。
ポールは他人の空似を装いその場を後にする。
ポールはそうしたやり取りを楽しんでいるようだ。
今回のインタビューでは、米国での体験を語っている。
結果的には大騒ぎに鳴ってしまったのだが、ポールはそれも楽しんでいるようだ。
このあたりの人との接し方が、ジョン・レノンとは決定的に違っている。
ジョンは、街でファンに会ってもそっけない対応しかしなかったそうだ。
ポールは、その点ソツがない。
上手に受け答えができる人なのだ。
ソーシャルスキルが高いのであろう。
付き人やボディガードを一切つけず、一人で街を歩く。
普通の人であろうとするポール・マッカートニーの生きる姿勢が表れている。