私はこの新型コロナ感染症の流行において、良い影響を受けている。
自粛等による経済的被害を被っている方にすれば「何言っているんだコイ
ツ（怒）」といったところかもしれない。
だが、私にはプラスに働いている。
こういうことになるとは、年頭には思ってもみなかった。
私は年始めに（今年は、こうなったら良いなぁ）（こうしたいなぁ）とい
うことを思い描く。
それらは実現するものもあれば、カスリもしなかったこともある。
私は年頭の思いを軸に一年を過ごすわけではなないが、ぼんやりとそう思
うとうことである。
それらの今年への思いの中に私の今の状況は微塵も含まれていなかった。
そうなりたいとも思ってもいなかった。
（一生続くであろう）と思っていた。
私としては死ぬまで続いても、大してマイナスにはならないと考えていた。
したがって、改めようとも思わなかったのだ。
そこへ今回のコロナ騒動である。
これは、それまでの世界観を見直さざるを得ないインパクトがあった。
眠っていた感覚が叩き起こされた。
チンタラポンタラ生きていては決して起こることはなかったであろう転換
点を私は迎え、通過した。
あまり大きな声では言えないが、私はこのコロナ騒動は私にとってはとて
も幸運なことだと感じている。
日々有り難さを感じている。
あぁ、人生何があるかわからないものである。
