数日前の午前10時、我が家に男性が来た。
誰だ?
男は不動産会社の者だと言う。
聞くと新しく開店する店があるのだが、おたくのあそこにこのポスタ
ーを貼らせてもらえないでしょうか?と言う。
男はポスターを広げてみせる。
カラーの写真入りの派手なポスターである。
その不動産会社は多数の店舗展開をしているようだ。
「開店セレモニーが終わりましたら、すぐに剥がしに参りますから」
男はそう言って私の返事を待つ体制に入った。
私は即是に断った。
我が家には通りがかりの人がちょうど見やすいポスター等を貼りやすい場所がある。
だが、これまで一度もポスター貼付を許可したことがない。
ありとあらゆるポスターの貼付依頼を即却下している。
何だかそういうことに使われることが嫌なのだ。
「親切に協力してやるという気持ちは無いのか?」という声があるか
もしれない。
無い。
冷たいようだが、そうなのだから仕方ない。
感覚的に受け付けないのだ。
ちなみに、今回来た不動産会社の新店舗は隣の市にあり、我が家から
直遠距離で4kmは離れている。
そんな遠くの店のポスターを我が家に貼ろうというのだ。
やる気があるのか、ポスターが余ってるのか?
ここも商圏だと計算した上でのことなのか?
わからないなぁ。
当市にも不動産会社はいくらでもあるのに、なかなかのチャレンジャ
ーである。