私は人がお札を手渡しする際の、お札を指で強く摘んで数える
仕草が嫌いである。
これを見ただけでげんなりする。
お札を2枚重ねて渡してしまうことを防ぐためであろう。
お札をはさみ指をこすりつけて数える。
そうやって数える人はどういうつもりなのだろうか
2枚渡しでしまっては大損だ、そんなことにならないように念を
入れて数えるのだ、ということなのだろうか?
私は仮に余分に受け取ったら、正直に申し出る。
そのまま受け取り横領することは決して無い。
お札の”こすりつまみカウント”をされると(私は信用されていな
いのか?)と思ってしまう。
そもそもお札は新札でない限り、2枚重なってしまうことはまず
ない。
お札すぐに降りジワが付き、ピッタリ重なってしまうことは無い。
この”こすりつまみカウント”は、プロはまずしない。
数え慣れているからである。
”こすりつまみカウント”をする人はお金に対する執着心が一際強
い人なのではなかろうか?
少なくとも私がこれまで接してきた人は、そういう人ばかりであ
る。
こんな事に気を捉えるようでは、私も未だまだ未熟者である。
だが、気になるので仕方ない。