不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

蘇民将来の神社に行った。その⑨

 境内の中央で獅子舞が始まった。
 覆いの紺色の布の各辺の端を9人の男性が引っ張って
いる。
 布の下に隠れていない。
 布をいっぱいに広げて目の高さで持つ。
 そのまま大きな動きで境内を舞う。
 子供を見つけると追いかける。
 動きは早い。
 足が18本もあるとは思えない身のこなしである。
 逃げる子供にすぐに追いつき頭を噛む。
 「パコン」という音が境内の上空に舞い上がる。
 獅子頭は赤ではない。
 茶色である。
 ココアパウダーのような茶色である。
 これは珍しいのではなかろうか。
 本物のライオンは茶色である。
 それに即しているのだろうか?
 大昔からこの色だったのか?
 こうした色付けは、伝統厳守であろう。
 となると昔から茶色だったと思われる。
 多いの布つまり獅子の胴体が紺で、獅子頭が茶色である。
 う~ん、なかなか興味深い。

 ~続く~