けではない。
参考にするのは本を始めとした書物である。
それらに書かれている内容を丸呑み込みしないように心
がけている。
弱いながらも自分の脳みそで咀嚼してから取り掛かって
いる。
その昔、10代の頃には「活字になって本になったものは
正しい」と少しは思っていた。
本になっているということに権威を感じていたのかもしれ
ない。
その頃は、まだ知識も少なかった。
文章の向こうの風景までは見ることが出来なかった。
未熟だったのだ。
今は成熟しているとは言わないが、当時が今よりも酷か
ったことは確かである。
そこから少しずつ苦い思いや足踏み状態を経験して今日
に至っている。
もっとも足踏みは今でも続いているのかもしれない。
先人が書き残してくれた知恵を元に修練を重ねる。
その結果を誰かに発表することもなかった。
ここ数日の当ブログ記事でやっと書き記す気になったのだ。
誰かに「書いたら、どう?」と言われたからではない。
自分でそう思い始めたからである。
本から指示されたからではない。
やはり最終的には自分で決めることが私の性に合っている
かもしれない。