不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

才能は自分のものではない。

  私は、人の才能はその人のもの、所有物ではないと考え
ている。
 才能は借り物であって、その人のものではない。
 生まれながらに持っている、あるいは努力の末に勝ち取
ったと考えている人が多いかもしれない。
 だが、それは間違いである。
 才能は、借り物なのである。
 その才能は人生のある時点で消失もしくは縮小する。
 本当にその人のもの、所有物であれば、生涯同じように
機能するはずである。
 才能はその多くがある時点で消えていく。
 それは才能が取り上げられたのである。
 (この人間には、もうこれ以上この才能は貸与しない)そ
う判断されれば、取り去られてしまうのだ。
 多くの才能が取り去られていく。
 スポーツの才能、芸術・芸能の才能などははっきりと第
三者にもわかる。
 スポーツのスーパースターも頂点を極めると後は落ちて
いくだけである。
 才能が徐々に取り去られていくのである。
 芸術・芸能の世界も同様である。
 現役中はピーク以降は、良くてオリジナルの再生産にと
どまる。
 はっきりと劣化することも多い。
 才能が取り上げられるからである。