私が”ゴジラ”について連日取り上げたのは、
(あぁ、”刑事コロンボ”も似ているなぁ)と思った
からである。
保護が施されている。
部についてである。
ほど特殊な存在ではない。
あくまで人間なので、特定するのが難しいよう
に思われる。
ゴジラのように皮膚が黒緑色でもないし、尻尾
もなく、背びれもついていない。
「ガオ~!」と叫ぶこともない。
それでもコロンボ警部は、きっちりと守られている。
ゴジラと同等もしくは、それに準ずるレベルで法の
ガードで覆われている。
普通に見て「あっコロンボ警部だ」とわかるものは、
勝手に使用してはならないようになっている。
あの扮装、姿勢、態度、等々が法的登録されてい
るのである。
そのおかげもあって、”刑事コロンボ”のいわゆる
パクリは一切存在しない。
そのようなことをすれば、莫大な使用料を請求され
てしまうからである。
使用料は、権利所有者の言い値なのでとんでもな
い金額になることであろう。
事前に計画が察知されれば、事実上の中止命令
が下されることになる。
パロディも禁じられている。
バラエティ番組の1コーナーで”刑事ゴロンボ”という
パロディ・コントを演じていたことがある。
このコントは評判が良かった人気コーナーであった
が、取りやめになった。
復活を希望する声も多数寄せられたといわれてい
るが、それも実現しなかった。
権利所有者が、制作の日本テレビにクレームを入
れたのであろう。
これは、日本だけではなく、世界中でも同様である。
個人的に、趣味でコロンボ警部の格好をするのは
勿論自由だが、それを許可無く商業演劇や広告・CM
などには一切使ってはならないのである。
コロンボ警部は、海を越えて守られているのである。
~続く~