実に雑草だらけである。
朝顔はどうだろう?
ここ何週間か空梅雨だった。
普段植物には水をやらない私である。
ポリシーがあってやらないわけではない。
(そのうち雨が降るだろう)と高を括っているのである。
だが、あまりに降らない。
朝顔は成長が止まっていたり、弱ったりしていた。
(これはまずい)と私は日に一度ずつ水をやることにし
た。
米の研ぎ水である。
これには栄養があるらしい。
こうして空梅雨の日々に私は朝顔に水をやっていた。
朝顔を見る。
水色のものが見える。
私は庭に出る。
咲いている。
水色の花が一つ咲いている。
今年度第一号の花だ。
「水をくれたから、咲いてやるか」といったところであろうか。
おそらく、そんなところであろう。