不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

翌日の挨拶無し。

 当地当町内の当班では、告別式の翌日に喪主が、班内
の各戸一軒ずつに挨拶に回るという慣習がある。
 会葬のお礼と式の手伝いへの感謝を伝える。
 通夜と告別式では、喪主や遺族はいろいろと忙しい。
 何より気分も沈みがちで話す余裕もない。
 告別式が終わり一夜明けた頃には、少しは落ち着を取り
戻しつつある。
 個々に顔を合わせて、改めて弔意も表せる。
 この告別式翌日のあいさつ回りには、礼儀とコミュニケー
ションの機会である。
 TSさんの告別式の翌日のことである。
 来ない。
 TSさんの遺族は挨拶に来ない。
 どういうことなのか?
 TS家も当地に住んで半世紀になる。
 その間、この告別式翌日の挨拶は、何度も受けてる。
 要領はわかっているはずである。
 今回は、自分たちが挨拶に回る番である。
 だが、来ない。
 そういえば、私が喪主だった時、TS家に挨拶に伺った際、
何かそっけない応対を受けた記憶がよみがえる。
 その時、少々ムッとはしたが、(この家の人は弔事が嫌い
なのか?縁起が悪いと遠ざけようとしているのか?)と思っ
た。
 まぁ、それも仕方ないと思い、そのまま受け止めた。
 今回TS家から挨拶が来ないのは、解せない。
 忘れているのか?
 それどころではない心境なのか?
 であれば喪主でなくとも、家族の誰かがあいさつ回りを
行えば良い。
 それすらしない。
 う~ん、変な家だ。
 認識を一層改めた方が良さそうである。