不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

バーバーの夜想曲。

 私はネットラジオを聴いていた。
 番組の終わりにピアノ曲がかかった。
 ほぉ~、なかなか良い曲だなぁ。
 聴いたことが無い曲ではないか?
 断言はできないが、おそらくそうだろう。
 ありそうで、あまりない曲調である。
 こうした曲を聴けば、私の貧弱な記憶力でもうっすらと
でも覚えていそうである。
 曲が終わった。
 「サミュエル・バーバーのNocturne, 'Homage to John Field'
でした」
 あの有名曲「弦楽のためのアダージョ 」の作曲者だ。
 バーバーは、「弦楽のためのアダージョ 」がよく知られ
ているが、その他の曲はそれほどでもない。
 そのため一発屋と思われているようである。
 一発屋、クラシック界の一発屋
 否、バーバーは一発屋ではない。
 断じて違う。
 綺麗な旋律の曲を、たくさん作っている。
 ただ、知られていないだけである。
 今回のこの曲「Nocturne, 'Homage to John Field'」は訳すと
夜想曲ジョン・フィールドを讃えて」となるそうだ。
 フィールドは、アイルランド出身で夜想曲という音楽形式を
発明した作曲家である。
 聴きやすい流れるような美旋律が満載の作曲家である。
 バーバーは、そのフィールドにこの曲を捧げたのだった。
 実に良い曲である。