不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

キース・エマーソンの病気。

 キース・エマーソン氏の晩年の病状について記しておく。
(以下敬称略)
 川口真理はこう語る。
 「ここ数年、右手と右腕に問題を抱えていたのです。数年
前、病気の筋肉を取り除く手術を受けたのですが、彼の右
手の痛みと神経の問題は悪化していきました」
 「彼はちゃんと弾けるか心配で、悩んでいました。日本の
コンサートの後、彼は引退しようと計画していたのです。
彼はファンを失望させたくなかったんです」

 以下はヘルスプレスからの転載である。

 彼が煩っていたのは局所性ジストニア。特定の動きを行う
ときにのみ、意図する箇所とは別の筋肉が動いたり、動きに
必要な筋肉が必要以上に収縮したりする。ギタリストやキー
ボード奏者の指、管楽器奏者の唇、ドラマーの足、歌手の喉
といったミュージシャンの楽器といえる部位ならばどこにでも
発症するという特徴を持つ。一説によると、彼らの1割が煩っ
ているといわれている「職業病」である。
 原因のひとつに、過度な演奏行為が挙げられる。指や手と
いった特定の部位を動かしすぎることで、神経伝達機能に過
剰な負荷がかかってしまい、煩ってしまうのだ。主な治療方法
には以下のようなものがある。
●ボトックス(ボツリヌス注射)
●MAB(muscle afferent block)療法:リドカインとエタノール
注射し筋感覚神経をブロックする
●定位脳手術
●反復経頭蓋磁気刺激法(rTMS )
 そのほか投薬による治療、理学療法(マッサージ・鍼灸・電気
療法など)、ストレスコントロールといった治療法がある。完治し
たミュージシャンもいるが、これという決定的な治療法はいまだ
に確立されていない。