英国の『エクスプレス』紙に語っている。(以下敬称略)
が頻繁に出ていることを知ったという。
エマーソンが人生の終わりに向かうにつれて「次第に
混乱し、絶望して、落ち込んでいった」と述べている。
「正直にならなければならないけど、彼が亡くなったこ
とは僕にとってショックではなかったんだ。キースをめぐ
る状況は突然起こったことじゃなく、(1977年発表の)アルバ
ム『ELP四部作』の頃から始まっていたんだ。あの時点で
キースの様子かおかしいところを目にし始めていたんだ」
「うつ病がどんなものかを言い表すのは難しいよね。み
んなも何となくなら知っている。気分がすごく暗くなるとか
ね。でも、実態はもっと複雑だ。人格そのものを変えてし
まう」
「最終的にキースは深い悩みに捕らわれたひどく孤独な
人生を生きていた。ひどく混乱し、絶望し深く落ち込んで
いる様子がわかったよ」
グレッグ・レイクはまた、同じように感じている人は他者
に助けを求めるよう促している。
「もし明日目が覚めなけ
ればいいと考えるくらい絶望を感じている人がいたら、誰
かに話してください。医者、友達、誰でもいいから」
「彼らに話して、自分の状態をわかってもらおう。もしキー
スにもそうした道があったなら、今もここにいたかもしれない」
これは、生々しいコメントである。
ここまで故人の精神状況について立ち入ったこと話した
ケースは、稀であろう。
親族は知っていても話したくないような、それほど立ち入った
内容である。
友人でも言葉を濁して終わりだろう。
私たちファンは、このようなことは何一つ知らなかった。