不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

朝8時半の襲撃。

 今朝8時半、私はパソコンでインターネットを見
ていた。
 目の前を黒いものが、横切ったような気がした。
 それから数秒後、眼の周りに弱い刺激があった。
 刺激は、すぐにかゆみに変わった。
 まさか?
 私は鏡を見た。
 なんともない。
 寝ぼけたような顔の男の顔があるだけである。
 パソコンの前に戻るとすぐに右上腕部に、またし
ても刺された感じがした。
 蚊が止まっている。
 ここで、慌てて手を出して逃してはならない。
 少し吸わせて油断させよう。
 冥土の土産に血をくれてやる。
 私は一息置いてから、左手で叩いた。
 討ち取ったり!
 哀れなや奴め。
 蚊に生まれてしまったおのれの宿命を呪うがよい。
 あれ?
 眼の周りがやっぱりかゆいな。
 私は再度鏡を見る。
 目頭のすぐ下が膨れている。
 さっきの蚊の仕業だ。
 こんな場所を刺したのか。
 これはかゆくなるのか?
 私は覚悟を決めた。
 だが、それほどかゆくはならなかった。
 弱そうな箇所と思われたが、そうでもないのだろう
か。
 やはり面の皮が厚いからであろうか?
 それにしても蚊に顔を刺されるとは、間抜けである。