いつものようにラジオのスイッチを入れる。
局はNHK-FMである。
あれ?
いつもと違う番組だ。
そうか。
「90時間ラジオ」というやつか。
ラジオ第一をメインに90時間の連続企画番組であ
る。
この時間帯は、ラジオ第一では国会中継である。
そのため番組ごとFMに移動してきているのだ。
うわぁ~、くだらない番組だ。
知性のかけらもない。
ただはしゃいで騒ぐだけの番組のようだ。
私はすぐにラジオを切った。
これが特別番組なのか?
少しも特別ではない。
NHKとしては、番組の枠を超えて「なんと90時間も
連続して放送するのですよ」と言ったところのようだ。
「だから手間がかかって大変なんです」と言うことな
のだろう。
そんなことリスナーにとっては、どうでも良いことであ
る。
「自分たちが大変だから価値がある」という考え方
は単なる驕りである。
こうした例は民間放送にもある。
自分たち放送局が通常の番組編成を取っ払い、イレ
ギュラーな面倒なことをやっているから価値がある、と
いう思考である。
あなたたちが大変であろうとなかろうと、関係ない。
質の高い放送を送ってくれるように願いたい。