不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

高倉健氏、ご逝去。

 俳優の高倉健氏がお亡くなりになった。
 83歳だった。(以下敬称略)
 私は高倉健の大ファンというわけではない。
 普通に好きかなぁ、という程度である。
 今回「たかくらけん」とパソコンで打刻した際、
「高倉犬」と変換されてしまったほどである。
 これは、私の日本語入力ソフトが元々トロイという
こともあろうが、私が検索などをしてこなかったとい
うことでもあろう。
 「たかくらけん」と打ったら即座に「高倉健」と変換
されなければ正しい日本のソフトとは言えない。
 高倉健と言えば、1960年代の任侠映画である。
 私はリアルタイムでは知らないが、当時の人気は
絶大なものだったことはよく聞いている
 圧倒的で唯一無二の存在だったそうだ。
 私が映画に少し興味を持ち始めた70年代前半くら
いまで高倉健と言えば「任侠映画健さん」であった。
 形容が常に「任侠映画の~」となっていた。
 その頃は高倉健は既に一切任侠映画には出なく
なっていたにもかかわらずである。
 言われるご当人は(あぁ~いつまで任侠映画だと
か言っているんだよぉ~)と思っていたいたかもしれ
ない。
 それが月日が流れるに連れて、そうした形容は使
われなくなっていった。
 高倉健の演ずる役柄は、その多くが「暗い過去を
背負った男」というものが多かった。
 私はそうした配役を(ははぁ~、暗い過去とは任侠
映画に出ていたことだな)と独り合点していた。
 これでは虚構と現実とがないまぜになってしまって
いる。
 何とも間抜けな話である。
 実際高倉健任侠映画の世界とは正反対な人だ
ったそうだ。
 仕事は仕事と割り切っていたようにも見える。
 インタビューでも任侠映画時代についての問いか
けは殆ど見かけない。
 「聞いてくれるな」という事前の申し合わせがあった
と推測される。
 自分を大スターにした任侠映画に対して複雑な感
情を抱いていたに違いない。
 高倉健にはよくわからないことが多い。
 自身についてペラペラしゃべる人ではなかったため
もあり情報量がとても少ない。
 今後、いろいろとエピソードが出てくるかもしれない。
 それを楽しみに待つことにしよう。