たまに行くスーパーに行った。
今日はピーマンの袋詰め放題の日である。
こういう催事の時には、早めに行くに限る。
人気がある良い品だと、すぐに売れてしまうからだ。
私は10時開店と同時に入店できるように家を出た。
今はピーマンは旬である。
旬なら、どこでもお値打ち価格で出回りそうである。
となると、この袋詰め放題企画は大して魅力はな
いのか?
どうなのだろう。
チラシには一袋詰め放題で200円となっている。
200円だといつもと同じだな。
曇り空の下、自転車に乗って走る。
ほどなくスーパーに着いた。
ピーマンの袋詰めは青果売り場である。
行くと、もう2人の女性が詰め始めている。
えぇ~、そんなに人気なのか?
これは後れを取ってはならないな。
私も袋詰めをすぐに始めねば。
私は袋を手にとった。
あれ?
前の時よりも、袋が小さいな。
どう見ても一回りは小さい。
そうか、店側は袋の大きさで価格調節をしているの
か。
ムムム、それは今まで気がつかなかった。
そういう仕掛けがあっても当然である。
それがルールとあれば従わざるを得ない。
私はピーマンを詰め始めた。
やはり、あまり入らないな。
見ると私と同時に詰め始めた年配の女性は、袋をレ
ジカゴの中に入れ、袋の上から手でぎゅーぎゅー押し
込んでいる。
そんなことをしたらピーマンが潰れてしまうのでは?
その女性は、少しでも詰める個数を増やしたいらしい。
潰れたとしても、すぐに料理に使えば問題はない、と
いうことなのかもしれない。
私は何とか詰め終えた。
11個しか入らなかった。
選んだのが大きめのピーマンばかりだったからかも
しれない。
また、袋が見るからに小さくなっており闘志が削がれ
てしまったということもある。
う~ん、これでは激安価格ではないな。
残念である。
まだまだ修行が足りないようである。