先日の危険ごみの搬出日のことである。
当地では、月2回の搬出日がある。
私は、先日現役を引退したシェーバーを持って行っ
た。
これくらいの大きさだと、乾電池と同じような扱いで
あろう。
朝、私は家を出る。
搬出所まで歩いていく。
私はシェーバーを置いて帰ろうとした。
すると、初老の女性が近づいてきて私に声をかけた。
「炊飯器はどうやって、出すのかねぇ?」
炊飯器か。
その大きさなら、市の指定の透明の袋に入れて此処
に出す、のだと思います。
私はそう答えた。
確信はないが、たぶんそれで良いと思う。
そこへ、他の初老の女性がやって着た。
女性は、自分だったらこうする、ああすると話し始めた。
女性のおしゃべりが始まった。
彼女たちは、すきさえあればおしゃべりをしたがる。
私は、どうすればよいのだろう?
もう帰って良いのかな?
ぼんやり立っていると、女性がこう言った。
「どうもありがとう!」
私は、解放された。
朝からあぁして活発にコミュニケーションをとっておられ
るんだなぁ。
ちょっとまねができない。
そして、私は家に向かって歩き出した。