お祭りの門の解体が始まった。
まず門を倒した際に、それを受ける台を設置する。
台の高さは1メートルほどである。
門を直接地面に倒して横たえると、門が汚れたり
破損する可能性がある。
それを防ぐためである。
また、地面に接触させないことで屋根や彫刻など
の取り外しがより容易になる。
本作業が始まった。
まず地面に埋め込まれた門の根元を外す。
アスファルトの道路の両端に、このお祭りの門の
設置用の穴がある。
この穴は普段は金属の蓋で閉じられている。
一年間でお祭りの2日間だけ機能する。
この穴は重要である。
門を差し込むだけで、ロープなどで引っ張るなどの
補強の必要がない。
当地名物の大風が吹いても、びくともしない。
台風並の強風が吹いたことも何度もあるが、大丈
夫である。
どういう仕組みでそうなっているのだろうか。
私にはよくわからない。
いずれにせよ見事である。
これが日本人の智恵なのか。
同じ日本人でも無能なる私にはさっぱりわからない。
~続く~