晴天で風も無い。
常に大風が吹いている当地としては珍しい。
道順は確認済みである。
号砲の音を頼りに走っていった昨年とは大違いである。
当町内連合会の区域を抜け隣の町内連合会に入る。
町の雰囲気は、当地とあまり変わらない。
そこを少し走ると隣の中学校区になる。
かつての市外である。
境となる道は無い。
特に目印は無い。
だが、その区域に入ると何か違うように感じる。
町並みは同じように見える。
目立った建物があるわけではない。
しかし、違う。
空気が違う気がする。
今はお祭りだからなのか?
否、そうではない。
町として当地とは異なるものがあるように感じる。
あぁ、この感覚である。
これがあってこそ、来た甲斐があるというものである。
~続く~